石内都展　Frida is

写真家・石内都（1947〜）が、2012年にメキシコシティにあるフリーダ・カーロ博物館からの依頼により、メキシコを代表する画家フリーダ・カーロ（1907〜54）の遺品を撮影した「Frida by Ishiuchi」「Frida 愛と痛み」シリーズから31点を日本で初めてまとまった形で発表する。フリーダの生家でもある通称「青い家」（現フリーダ・カーロ博物館）は、彼女の没後50年にあたる2004年に封印が解かれ、身に付けていたコルセットや衣服、靴、指輪、櫛や化粧品、薬品などの遺品が発見された。石内は、3週間にわたって、これらの遺品をひとつずつ自然光で撮影。その撮影過程に密着したドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品—石内都、織るように』（監督：小谷忠典）も話題を呼んでいる。